2005年03月26日

将来に対する不安…

最近、年上の先輩と食事をご一緒させていただく機会がありました。その方は、株式投資をやっている方で、兄さんと同じように、大きな資産を築くことに興味を持っています。かなり前から仲良くさせて頂いている先輩です。

この方と食事をしながら楽しく話していたのですが、食事の最中に、その方の口から次のような言葉が出てきました。




先輩:『最近、会社の調子はどう?その年齢で自分の会社を興して、兄さんは凄いよね〜』
兄さん:『いやいや、全然そんなことないですよ。会社は興そうと思えば誰でも作れるものだと思いますし、それに、僕は今、会社の経営が上手くできているとはちっとも思っていません。朝から晩まで仕事をしてますし、前より生活にゆとりがなくなりました。毎日、毎日不安だらけですよ』

先輩:『そんなことはないでしょ。俺、兄さんになら、今株で運用しているお金を全部投資しても良いと思ってるよ。市場に上場している会社に投資するよりも、実際に自分が会って信頼できると思った人に投資した方がマシだもん。投資を必要とすることがあったら言ってね』
兄さん:『えっ!ホントですか!?こんな、自分でも不安でいっぱいだと言っている様な奴なのに、先輩にそんな風に言ってもらえて、凄く嬉しいです!』

先輩:『いや〜、君の言う不安は、別に今会社が危なくなっているとかじゃないでしょ?』
兄さん:『確かに赤字ではないですが、先のことを考えると不安で不安で仕方がないんです…』
先輩:『いやいや、そうやって不安、不安て言っている人が成功するんだって。常に危機感を持っていることは大切だと思うよ』



自分の身近にいる人にこんな事を言ってもらえて、本当に嬉しく感じました。『君に投資したい』なんて、冗談で言えることではありません。本当に兄さんのことを信頼してくれていなければ、口から出てこない言葉だと思います。この言葉には、かなり勇気付けられました。

実は兄さん、かなりのビビリで、将来に対して不安を感じることが結構あります。机の上でホームページを作っている時、布団の中に入ってなかなか寝付けない時…こんなときに、ふと、自分の将来のことを考えて、不安で不安で仕方がなく思えてくれるのです。今はだいぶ落ち着きましたが、以前は、将来のことを考えると胃がキリキリと痛み出すようなことがよくありました。


父の借金の悩みからも開放され、自分や家族の借金もなくなりましたし、それに、兄さん自身の金融資産も増えていっています。
父や家の借金に悩まさせられていた頃よりは、確実に状況は良くなっているんです。でも、なぜだか不安で不安で仕方がないんです。『俺は将来、どうなっているんだろうか?』と考え込むことがあります。

どうしたら、今、この将来に対する不安から解放されるのかはよく分かりませんが、とりあえず、自分の家の経済的な状況が引き金になっていることは分かるので、この経済的な不安を取り除くために、毎日の仕事を頑張るしかないんですよね。ですから、最近は新聞を読むのを止め、かかってきた電話の着信音も消し、ただひたすら朝から晩まで仕事をしています。


兄さんの自己紹介を読んで下さった方は分かると思いますが、兄さんの家は経済的に苦しいんですよね。
実家は家賃9000円のめちゃめちゃ古い借家ですし、母親は50歳を過ぎているのに、自分の全財産はたったの30万円程度です(母はもちろん、無駄遣いをする人じゃありません)。

出会う人から『俺の家も、結構苦しいんだよねー』という言葉を聞くことがありますが、どうしてそう思うのかをよく聞いてみると、やっぱり、自分の家よりも経済的に苦しいと思う人はなかなかいません。

ちゃんと働いている父親がいて、母親がいて、そして、持ち家があって…兄さんが言う貧乏と、出会った人が言う貧乏とは、またレベルが違うんですよね。

この話で、この前妹と一緒に笑っていました。『今まで生きてきた中で出会った人で、”自分の家が貧乏だ”っていう話を聞いて、本当に”この人の家も貧乏だ”って思ったことってないよな?やっぱり、俺らの家って相当キビシイんだろうな(笑)』という感じで(^^ゞ。


この前の日記で紹介した『となりの億万長者』には、アメリカのお金持ちの八割は一代で富を築いている。と書いてありました。兄さんも毎日一生懸命に働き、自分の代で富を築きたいと思います。

人間、本気にになればドン底からでも這い上がれるものです。兄さんと同じようにお金に縛られない経済的自由を求めている方は、ぜひ共に頑張りましょう!
PS:ブログランキングの応援、よろしくお願いいたします。


となりの億万長者成功を生む7つの法則 となりの億万長者成功を生む7つの法則

著者:トマス・J.スタンリー / ウィリアム・D.ダンコ
出版社:早川書房
本体価格:2,000円
1万人の億万長者の実態を明らかにし、米国でベストセラーとなった本です。

この本を読めば、お金持ちの考え方や習慣について知ることができます。そして、世間一般で言われているお金持ち像と、本当のお金持ちの姿との間には大きなズレがあることが分かります。

お金持ちを目指す人にはぜひ読んで欲しい本です。
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