2005年07月12日
ネットワークビジネスの実態2
昨日の続きです。兄さんは今までに、ネットワークビジネスに関しては、人伝えにどのような誘い方をされるのか、どのようなビジネス形態であるのかを聞いたことはあっても、自分が実際に目で見たことはありませんでした。
ですので、ネットワークビジネス関連の話だと気付いた最初は、即座に断って帰ろうと思ったのですが、『絶対にやりはしないけど、あえて彼の誘いに乗って、実態を確かめてみるのも良いかな…』と思い、事務所に行ってみることにしました。
ですので、ネットワークビジネス関連の話だと気付いた最初は、即座に断って帰ろうと思ったのですが、『絶対にやりはしないけど、あえて彼の誘いに乗って、実態を確かめてみるのも良いかな…』と思い、事務所に行ってみることにしました。
兄さん:『分かった。それで、その会わせたい人はどこにいるの?』
N君:『ここのすぐ近くなんだわ。ナビするから運転してもらっていい?』
兄さん:『分かった。じゃあ、どう行けばいいか教えて』
※どおりで待ち合わせの場所を変更したはずです(笑)。
…こんな感じで、N君の言うがままに車を運転し、彼が『兄さんに会わせたい』と言った人がいる建物に着きました。この建物は、待ち合わせをしたセブンイレブンからすぐ近くにあり(笑)、コンクリートでできた2階建ての建物で、内装は結構キレイでした。
兄さんは車から降りた後、N君に誘導されるがままに、この建物の2階に招待されたのですが、大学生くらいの若い人から、ヤンキーっぽいお兄ちゃんまで、約20人ほどの人が2階にいました。
2階は、仕切り板で6つくらいに区切られており、商談スペースっぽい作りになっていて、兄さんはその中の1スペースのテーブルに移動させられ、席に着きました。
『へーネットワークビジネスって、こういう場所で勧誘をやってるんだ。隣にも誘われている人がいるみたいだけど、どんな人なんだろ?』
喫煙室 | 事務所? | ||
ネットワークビジネス参加者が集まって話しているスペース | |||
商談スペース | 階段 | ||
商談スペース | |||
山田さん+N君の彼女 商談スペース 兄さん+N君 |
商談スペース |
…と思った兄さんは、チラリ、チラリと別の商談スペースをのぞき込みながら(笑)、下記のようなことを考えていました。
『右隣の人は、彼氏&彼女っぽいな。年齢は25歳前後ってところかぁ。本気でネットワークビジネスをやるつもりなんだろうか…』
『隣の隣の人は結構年齢が上の人だな。かなりフレンドリーに話してるけど、誘っている人と仲が良いんかなぁ』
こんな感じで色んなことを想像したり、建物のつくりを見たりしていると、若い男の人が兄さんがいる商談スペースに入ってきました。
山田さん:『どうも!はじめまして。○○ビジネスの山田(仮称)と言います』
兄さん:『あぁ…どうも…』
山田さん:『じゃあ、早速私たちの商品、そして、ビジネスを説明させて頂きますね』
兄さん:『はぁ…。その前に名刺を頂けないですか?』
山田さん:『ああ、これは失礼しました。どうぞ』
兄さん:『どうもありがとうございます。(名刺を見て)…何かいっぱい会社が載っていますね。運営元の会社はどれなんですか?』
山田さん:『では、最初に運営会社の説明をさせて頂きますね。私たちのビジネスを運営している会社は、○○という会社で、お渡ししたパンフレットのここに情報が掲載されています』
兄さん:『なるほど…』
山田さん:『この会社は、資本金が○○円で、ご存知だと思うのですが、○○電気やダイ○ーといった有名な会社と取引をしています』
兄さん:『へ〜。株式上場はしているんですか?』
山田さん:『えっ…??それはちょっと今は分からないですね。。』
兄さん:『そうですか…。分かりました。続けて下さい』
という感じで、まず会社の説明から始まったのですが、資本金がどれくらいだとか、取引先が有名企業であっても、株式を上場していないのであれば、透明性の部分が欠けているので、いくら会社がどれくらい凄いのかを説明されても、会社情報の信用のしようがなく、どうでも良いという感じでした(^^ゞ。
どうやって信用すれば良いのかわからない、名刺に記載してある会社の信頼性の高さや、規模の大きさを説明した後に、いよいよビジネスの説明に入りました。
山田さん:『兄さん、衣食住に恵まれたこの日本の中で、未だに解決されていない問題があるのですが、それって何か分かります?衣・食・住のうち、どれか一つに関わっているものです』
兄さん:『いや、分からないですね。何なんですか?』
こんな感じから説明がスタートし、なが〜い商品説明が続きました。商品説明の内容は、どれほど扱っている風呂湯沸かし器が素晴らしいのかを伝えるものでした。くどくなるので省略させて頂きます(笑)。
山田さん:『…という凄い24時間風呂湯沸かし器なんですが、兄さん、この値段はいくらだと思います?』
兄さん:『…20万円くらいですか?』
山田さん:『…40万円です』
兄さん:『え〜っ!かなり高いですね。。』
山田さん:『最初にこの値段を聞いた人は、みんなそうやって言うんですよ(笑)。でも、この風呂湯沸かし器は浄水機能が付いてますから、お風呂の水を無駄に使わずに済むんです。これで節約できる水道料金が○○円で、年間にしたら○万円も節約できることになるのです』
兄さん:『へ〜』
(山田さんがペンを持って紙に書いて、節約できる分を説明をしだす)
山田さん:『年間○万円も節約できるのですから、例えば、5年これを使えば、もう40万円なんてすぐに取り戻せますよね?さらに、この風呂湯沸かし器はマイナスイオンの力で、人間の身体に良い影響を与えますから、つまり、普通の風呂湯沸かし器よりも節約もできて、身体も健康になるのです!そう考えると、高くない値段でしょう?』
兄さん:『はぁ…』
兄さん:『ちょっと質問しても良いですか?』
山田さん:『はい…どうぞ?』
兄さん:『今の節約の話は、この風呂湯沸かし器が5年間壊れなかった場合の話ですよね?この風呂湯沸かし器には、5年保証が付いているんですか?』
山田さん:『いやっ…メーカー保証は1年間です』
兄さん:『…てことは、もし、1年半とかで壊れたら、修理代がかかるか、もしくは、また40万円を出して買いなおさなければダメってことですよね?そうなると、いくら5年間で○○万円節約できると聞いても、あまり魅力を感じないんですが…』
山田さん:『でも、それは他のメーカーも同じじゃないですか?保証は1年間でしょ』
兄さん:『はぁ…。そういう事が言いたいんじゃなくて、”この機械に長期保証がついていないのなら、5年使うといくら節約できるという話をされても、あまり魅力を感じないない”ということが言いたいんです。
これは結局、機械なのですから、絶対に壊れないということはありませんよね?いくら節約できると言われても、もし、壊れて買いなおさないといけない場合もあることを考えたら、この40万円の高額な商品を全然欲しいと思えないのですが…』
山田さん:『………分かりました』
あまりに矛盾している説得をしてくるので、ちょっと反発してしまいました(笑)。数万円ならまだしも、40万円もする風呂湯沸かし器を、こんな説得で購入させられた人がいると思うと、黙っていられなくてf(^_^;。
それに、せっかく興味を持って事務所にまで来たんだから、おかしいことがあったら、全て相手に質問してみたいとも思ったんですよね。
そしてもちろん、兄さんを連れてきたN君に、このビジネスから手を引かせたいという気持ちもあったので、矛盾点などはドンドン相手に質問して、N君に”おかしい点がいっぱいあるよ”という事を気付かせてあげようと思ったのです。
第一、同級生である兄さんを、騙して呼び出してまで買わせようとするビジネスです。こんなことをやっていたら、N君の信頼は失墜し、もう誰からも相手にされなくなるでしょう。
いくら兄さんが騙されたと言っても、元はちゃんとした同級生です。兄さんが山田さんとの会話で矛盾点をつくことで、N君がこのビジネスから手を引き、他人を不快にさせず、自分の信用もなくならない、ちゃんとした仕事についてくれることを期待していました。
こういう気持ちがあったので、商品説明の次のビジネスの仕組みにまで、山田さんの言うことに耳を傾けてみようと思いました。それで、山田さんの説明で分かった、そのリレーションビジネスの仕組みとは…
<続く…>
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金持ち兄さんへの道-ネット内職/株式投資-
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