2005年07月13日
黒幕は彼女さん？？ネットワークビジネスの実態３
昨日の日記で書いたような感じで商品の説明が終わり、今度は、この商品を売る側の話に移りました。つまり、ネットワークビジネスの仕組みです。
このビジネスに参加する際には、風呂湯沸かし器を実際に購入して使うことが条件のような感じになっていたみたいでしたが、兄さんは『商品に魅力を感じないので、僕は要らないです』と言って断りました。それにしても凄い商売魂だ(笑)。
このビジネスに参加する際には、風呂湯沸かし器を実際に購入して使うことが条件のような感じになっていたみたいでしたが、兄さんは『商品に魅力を感じないので、僕は要らないです』と言って断りました。それにしても凄い商売魂だ(笑)。
山田さん：私たちのビジネスの仕組みを”リレーションビジネス”と呼ぶのですが、ご存知ですか？』
兄さん：『えっ、ネットワークビジネスとどう違うのですか？仕組み的に同じだと思うのですが…』
(多分、ネットワークビジネスという名前を使うと、受け入れられにくいから、別の名前に変えてるんだろうな。リレーション=関係という意味だから、まぁ、理由はなんにせよ、似たようなものか…)
兄さん：『……まぁ、良いです。続けて下さい』
山田さん：『私たちリレーションビジネスに参加する者の役目は、まだ世の中の人に”認知”されていない商品の良さをお客様に伝え、その商品を”認知される段階”まで拡げていくことにあります。
そして、この商品が晴れて認知されるところまでいったら、私たちリレーションビジネスに参加している者には、この商品を売る”権利”が与えられます。
そして、この商品が認知されるところまでいって、その時にこの商品を売りたい人が出てくると、兄さんの権利を借りて商品を売るという形をとることになり、兄さんに”権利収入”が入ってくるのです』
兄さん：『へ〜なるほど。権利収入って言う言葉は、ネットワークビジネスについての話で聞いたことがありましたが、こんな仕組みになっているんですね。勉強になりました。でも、この権利って保証されているんですか？
それに、風呂湯沸かし器に他の電器会社が参入してくる事だってあり得ますし、たとえ、この風呂湯沸かし器が世の中の人に”認知”されても、この風呂湯沸かし器が売れ続けるとは限りませんよね？
他社の製品が売れる事だって、十分に考えられるわけですし…。山田さんは、この商品が10年後も売れ続けると思っているのですか？』
山田さん：『もちろんです！そうでなければ、やっていません』
兄さん：『なるほど…。それで、この風呂湯沸かし器を一台売ると、いくらの報酬が支払われるのですか？』
山田さん：『私達のリレーションビジネスに興味をお持ちなのですね。では、報酬の仕組みについてお話させて頂いてもよろしいですか？』
兄さん：『…いえ、やっぱり結構です。僕は自分の会社があるのでやりませんが、ネットワークビジネス…じゃなくて、リレーションビジネスでしたね。僕はリレーションビジネスに対して何も知らないので、否定する気はありません。頑張って下さい』
山田さん：『そうですか…分かりました』
ここまで話して、兄さんは、相手に対して自分がこのビジネスに興味を持っていると思われたことに気付きました。それで、これ以上話を聞いてはいけないと思い、会話を終了させました。小心者なので、ビビッちゃったんですね(^^ゞ。
兄さんが商品にもビジネスにも興味がないことが山田さんにようやく伝わったらしく、彼は早々と商談スペースを立ち去りました。そしてその後、そこに残された兄さんと、N君で話をしました。
兄さん：『興味が持てなかったら、結局、山田さんの話をあそこまでで止めちゃったけど、実際のところ、あの40万円の風呂湯沸かし器を一台売ると、いくらの報酬がもらえるの？』
N君：『最初は4万円だけど、たくさん友達を紹介したり、自分の紹介でこのビジネスに参加させれば、段々と位が上がっていってもっと貰えるようになるんだ。兄さんなら、普通の人よりもたくさん売れると思うんだけど、一緒にやろうよ！』
兄さん：『いや…俺は自分の会社があるし、それに、従業員もいるから、今、本業以外のことをやろうとは思えないんだ。それに、この前彼女さんに質問されて答えたから知っていると思うけど、今の自分の収入にも特に不満はないしね…』
N君：『そうかぁ……。じゃあ、給料たくさん貰ってるんだから、風呂湯沸かし器買ってよ。１台で良いからさ！』
兄さん：『ごめん…。さっき俺が山田さんと話していたのを聞いていて分かったと思うけど、商品自体に魅力を感じないんだよね…。40万円を使うなら、自分の会社のために使いたいんだ』
N君：『そっかー。結構貰ってるんだから、１台くらい買ってくれても良いと思うんだけどね…』
兄さん：『申し訳ないんだけど、要らん』
兄さん：『ところで、N君はどうしてこのビジネスを始めたの？誰の紹介？』
N君：『彼女。最初はアイツがやってて、俺はネットワークビジネスだって聞いて反対してたんだけど、山田の話聞いて、いいな〜と思ってさ』
兄さん：『そっか〜彼女の紹介なんだ。てことは、N君が彼女のダウンに付いてるって事だよね。ネットワークビジネスって、自分の下にどれくらいたくさんの会員を付けられるのかが鍵でしょ？N君の彼女さんは、現時点で何人のダウンにつけてるの？』
N君：『俺と、アイツの友達と、元彼と…』
兄さん：『えっ！元彼？？N君の彼女、元彼も自分のダウンにつけてるの？？？マジで？まさか、N君と付き合いだした後とかじゃないよね？』
N君：『いや、アイツがこれやりだしたのは、俺と付き合いだしてからだから、元彼を紹介して入れたのは、俺と付き合っている時だよ』
兄さん：『マジで…。』
兄さんはこの話を聞いてビックリしました。何だか、黒幕は彼女さんだったような気がして。。N君は結局、彼女に良いように動かされているだけなのでしょうか。
＜続く…＞
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金持ち兄さんへの道-ネット内職/株式投資-
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